2024/05/29 17:46
「オテロイのメスカル(アガベから作られるお酒)って本当にあるの?」
「あの小さい株からお酒を作るのは効率悪くないか?」
オテロイの現地株をメスカル生産者から仕入れている話をすると、よくこのような疑問を投げかけられます。
結論から言うと、オテロイのメスカルはあります!
そして、自生しているオテロイはデカいです!!

(↑収穫している巨大オテロイをさばいてる様子。)

私も初めてメキシコに行くまではなぜ日本で売ってないんだろう?と疑問でした。
現地で腑に落ちる答えが聞けました!
答えは
“オテロイ”が学名登録されたのは最近。それより前から作られているメスカルが同じ名前なわけがない!
というものでした!
そりゃそう!!
かといって以前の呼ばれ方であるチタノタっていう名前で売られてるお酒もない…
それは地元での呼ばれ方が違うからでした!

(↑メスカル用のオテロイの採取場はかなり険しい山道が続き車でも行けないためロバに乗っていく。写真岩場に小さい?オテロイが見える。)
オテロイは地元ではスペイン語でイノシシという意味のハバリ(jabali)と呼ばれています!
トゲがイノシシの牙のようだからとのことでした!

オテロイメスカルは「メスカル jabali」で検索すると割と日本でも売られています!
色々なアガベで作られたメスカルがあるので飲みくらべも楽しいかもです!!
現地ではアガベワームという、アガベにつく害虫の赤いイモムシを粉末にした物をツマミとして飲む前に舐めていました!
味は無味に感じました!

(↑アガベワームの粉末。)

(↑ガイドが見せてくれたアガベワームの画像。)
ちなみにお酒が苦手な自分が飲みやすいと感じたメスカルはマルモラータのメスカルです!
ぜひぜひ!

(↑蒸留したばかりのメスカル)